学生向け参考書
絶版のものも含まれているかもしれませんが、図書館等にはあるのではと思います。
1. 力学や量子力学など
岩波書店 「数学のキーポイント」シリーズ
岩波書店 「物理のキーポイント」シリーズ
初学者にもわかりやすい。初めて勉強する人や、教科書を読んでよく分からなかった人向け。
・「量子力学を学ぶための解析力学入門」 高橋康 著 講談社サイエンティフィク
解析力学の入門書としてわかりやすいと思われる。
・「力学」 ランダウ=リフシッツ 理論物理学教程 東京図書株式会社
解析力学を勉強したあとに読むと良い(かもしれない)。
2. 原子や分子・光学について
・アトキンス 物理化学 アトキンス著 東京化学同人
熱力学・分子分光学・化学反応速度論など。物理系学科の学生も、「物理化学」を勉強すると、
「物理で教わったことがどのように分子や物質に適用されるのか」が良くわかると思われ
る。光を使った測定は様々な研究の基礎であるが、その入門書としても良い。物理の授業が
難しい場合には、物理化学の教科書を読むと参考になることが多い。
※学生時代には、他にも英語版でのアトキンス物理化学や、ムーアの物理化学(こちらは日本語)を読んでいました。
ちなみに有機化学は(英語版の)ソロモンの有機化学。
・Molecular Quantum Mechanics, P. Atkins & R. Friedman, Oxford press
分子分光学についてもう少しきちんと書かれた本。これを一通り読めば、
分子分光学について一通りの基礎は身についたといえると思われる。
・電子・原子・分子の衝突 高柳和夫著 培風館
量子散乱理論の基礎。原子分子の電子散乱過程と、光イオン化過程とには関係がある。
・Fundamentals of Photonics, B.E.A. Saleh & M.C.Teich, Wiley-Interscience
光学についてのとても良い入門書。